韓流ブームに夢中になっている方々って、ほとんど女性というイメージがあるんですけど、男性でもいらっしゃるんですかね?まあ一人もいないということはないでしょうけども、
常に韓流ブームを報道するワイドショーやニュースには女性ばかりが目立ちます。私も全く韓流ブームに乗ろうと思ったことも乗ったこともないんですよね。
でもなんだか凄いニュースが舞い込んできましたよ!
兵役義務のある韓国
韓国は兵役義務がある国です。19歳になると徴兵検査を受けて7つの等級に分けられ、入隊期限は満28歳まで。学業や体育分野で優秀な実績がある人は満30歳まで延期出来るそうです。
入隊期間は約2年。その兵役期間の中で1級〜3級までの入隊者が実際の軍隊に入るそうです。韓国は兵役義務がある国だと知ったのは、私の場合は恥ずかしながら、韓国における人気アーティストの入隊のニュースですね。でも、結構そういう方多いんじゃないかなあ?
BTS法案可決
そんな中、つい先日所属事務所の株式上場で、一時時価総額が一兆円を超えたことで有名になった(韓流ファンの間ではずっと前から有名だったんでしょうけど)BTSの影響を受けて、韓国政府は兵役義務の改正法案を可決したとのこと。内容としては、決してBTSのようなアーティストが兵役義務を免れるということではなく、これまでの入隊時期延長対象者の条件に、BTSのようなアーティストも加わったということです。その名もBTS法案!もちろん通称ですよ!
7人組のヒップホップグループ〜BTS
BTSは7人組のヒップホップグループ。2013年にデビューですけど、2010年からその
プロジェクトは始まっていました。ですからもう芸歴は10年ですよね。デビュー当時の
グループ名は『防弾少年団』、いやいや、これは可哀想でしょ。でも違うんですよ。これには『若者に向けられる偏見を防いで自分の音楽を守り抜く!』というスローガンが
込められているんです。
2014年には日本でもデビューを飾っています。もうこの年にはワールドツアーも行っています。すっげえな…。
ビルボード1位を成し遂げる
その甲斐もあってか、2015、2016年にはビルボードや全英チャートにもその名を連ねることになります。凄い勢いですし、これは残念ながら日本人アーティストにとっては至難の技でしょう、素晴らしいです。
当然欧米からの評価が高まれば、世界進出を狙いに行きますよね。
2017年、ここでグループ名がBTSになるんですね。BTSにもしっかりスローガンがあります!『現実に安住することなく、夢に向かって絶えず成長していく青春』。ん〜なんだかよく分からないけど…
その後も欧米でのチャートは上昇し続け、2018年にはビルボードで1位まで上り詰めます!凄いですね。
韓流アーティストの信念
これはBTSに限ったことではありませんが、韓国の男性は『国のために兵役に行くべき』と考えるのが当たり前のようです。今回法改正のきっかけとなったBTSのメンバーも、
『兵役は当然の義務であって、いつでも応じる』という声明を出しています。
日本で活躍もされていますし、それまでも日本で大活躍されていた韓流アーティストは沢山いらっしゃいます。詳しくはないんですけど、いつも驚かされるのは日本語がとてもお上手だということ。
ただでさえ超売れっ子のアーティストなのに、母国以外でも活躍し、且つその国の言葉もきっと懸命に勉強されているんでしょう。その姿勢には頭が下がります。加えて極めて発言内容がしっかりしている、という印象を持ちます。これは母国での兵役義務や母国以外での活動が彼らの人格形成につながっているのかもしれませんね。
世界中が夢に向かっていく時代
兵役義務を課している国家は60国あまり。そのことを批判するつもりは全くありません。しかし、そういう国に生まれ、一般市民とは違った人生を送っているBTSのような人気
アーティストが、『国のために』という考えを公にするということは、とても勇気のいる
ことだと思うんです。
焦点がずれてしまうかもしれませんが、きっと争いがなければ、韓国に限らずどの国だって兵役義務なんて必要ないはず。そんな時代はやって来るのか。BTSのスローガンのように、
世界中が夢に向かっていく
そんな時代の到来を願わずにはいられません。
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