自分、東京に約20年間住んでたんですけど、平成15年にとある車に一目惚れして(もちろん中古ですよ)、勢いで買ってしまった経験があります。初めての車でした。なので洗車の仕方が分からない。なのでガソリンスタンドで済ませていたんですよ。
でも結婚してから元嫁さんに、『愛車なら自分で洗いなさいよ!』と至極真っ当なことを言われて、そこから私の洗車人生が始まるのです(どんな人生だよ)。洗車の本も購入しましたし、洗車グッズもひととおり揃えてましてね。今でも覚えています、初めての洗車。マンションの来客用の駐車場で洗車開始。3時間掛かりましたね。
それから今に至るまで洗車は絶対自分でやる!元嫁さんは去ってしまいましたが、愛車は寄り添ってくれています。なんか複雑ですね…
そんな洗車なんですけど、このコロナ禍ですからね、決して三密にはなりませんけど、なんか自分で洗車するのは積極的にはなれないですよね。というのはどうやら私だけの感覚のようで、今洗車が熱いらしいですよ!
最初はコロナ禍で家にいる時間が増えたから、『久し振りに洗車でもしてみるか!』と、そんな理由で熱いのかなあと思ったんですけど、どうやら全く違うみたいですね。
リーマン・ショック後にも同じ現象が
以前にもリーマン・ショック後(2008年)に同じような現象が起きたとのこと。理由は同じようで、新車の買い換えが起こり、それに伴って洗車グッズや洗車専門店での洗車、さらには何十万もするカーコーティングを施す方が急増したとか。
でもおかしいと思いませんか?あのリーマン・ショックの後ですよ?
あの時世界経済は大混乱に陥り、日経平均株価も下りに下がり、会社のリストラが進むなど、世の中は不景気でしたよね。私もその時に勤めていた会社が傾いて自主退社しましたもん。こういった経済の流れはこのコロナ禍においてもきっと同じようなことだと思います。それなのに新車を購入するっていったい…?
予想されていた洗車特需
私は経済学者でもなんでもないので、どうしてこのコロナ禍において新車の買い替えが起こったのか分かりませんけど、洗車関連業者の方々は、今回の洗車特需も予想されていたようですよ!
確かに新車を購入したら綺麗に保ちたいという気持ちはとてもよく分かります。さらに車の中は確かに密かもしれませんが、不特定多数の方々が一緒に乗る電車やバス、飛行機とは違いますからね。ご家族や恋人など、特定の方々と安心して車で移動して遊びに行こう!という、このコロナ禍において最適な移動手段とささやかな行楽の楽しみ方かもしれませんね。
高級コーティングが爆発的な伸び!
自分も車にコーティングしていますけど、さすがに何十万もするような施工には手が届きません。関東圏では、対前年比200%という実績もあるんだとか。これは私見ですけど、不景気の中で遠出の旅行だとか外食に使おうと考えていたお金が、洗車や高級コーティングに回ってきたんじゃないんでしょうか?そしてコーティングしたピカピカの車で小旅行をすると、うん、これだったら納得ですね。
物をキレイにすることは自分をキレイにすることだ
私いつも思うんですけど、これは何も洗車に限ったことではありません。例えば部屋の大掃除とか、あとは靴を磨くとか、ワイシャツをキレイにアイロンがけするとか、そういう行為の後ってなんか気分がスッキリしませんか?私はしますね、どれもこれも。
きっと何かをキレイにすることっていうのは、自分のことをキレイにすることだと思うんです。精神衛生上とてもいいことだと思います。掃除をルーチンの中に入れている企業もたくさんありますよね。あれって会社の周り、自分のデスクの周りをキレイにすることで気分もよくなって、きっと仕事の効率化にもつながっているんじゃないでしょうか。
さすがに新車を購入してコーティングする経済力はありませんが、この週末は洗車に励もうと思います!
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