24日午前6時15分ごろ、熊本市の住宅で、住人の元城南町町議会議員の中村尊徳(なかむらたかのり)さん(74)が遺体で見つかりました。警察によりますと、中村尊徳さんが寝室の床の上で手足を縛られた状態で倒れているのを同居する妻が見つけたということです。
中村尊徳さん不審死「手足を縛られ外傷なし・金品も奪われてない」
中村尊徳さんは、元熊本市城南町の町議でした。現在は農業を営んでいますが、かつては公人であることから、命が狙われる可能性は、私人より高いとは思えますが、既に町議を退いた身分でした。
ただし報道されている中村尊徳さんの自宅は、とても立派で「地元の名士」として認知されていました。
いわゆる「上級国民」です。=資産家ということが成り立ちます。
お金をたくさん持っているだけで、命を狙われやすくなる、妬みを持たれる可能性というのは一気にあがるでしょう。
しかし今回の事件では、今のところ金品が自宅からなくなっているという情報は入っていません。
中村尊徳さんは手足を紐のようなもので縛られた状態で、遺体で発見されました。目立った外傷は無いということです。
妻が第一発見者ということは、寝室はそれぞれ別だったということでしょう。
不審な点は、警察が現段階で「殺人事件」と断定していないことです。
それは、中村尊徳さんが手足を縛られていながらも、「目立った外傷がない」ということからでしょう。
これでもし、中村尊徳さんが呼吸が出来ないように、口にガムテープなどを巻かれていたとしたら「窒息死」になるわけですが、そのような報道がないということは、自死の可能性もあると警察は見ている可能性があります。
しかしこれだけの豪邸です。しかも資産家ということで、防犯カメラは十中八九装備されていたと思います。警察は防犯カメラの映像も確認していることでしょう。
続報を待ちたいと思います。
中村尊徳さん「犯人は複数犯・逃亡に軽トラック使用の可能性」(追記)
新たな情報です。
警察は犯行現場や状況から、犯人が複数で犯行に及んだ可能性が高いと見て捜査を継続しています。
また、不自然なことに、中村尊徳さんの自宅から約4kmほど離れた場所に放置してあった中村尊徳さんの軽トラックですが、中村尊徳さんを襲った犯人たちが逃亡に使用したと見られています。
夜中に、同居の妻に気付かれないよう物音を立てずに犯行に及んでいること、中村尊徳さんが所有している軽トラックを逃亡に利用していることなどから、犯人は、事前に中村尊徳さんの居住環境や所有車についても周到に調べ上げていたことがこのことからも伺えます。
引き続き続報を待ち、記事を更新します。
中村尊徳さん「死因は窒息死であることが判明」(追記)
司法解剖の結果、中村尊徳さんの死因は窒息と判明、県警は殺人事件と断定しました。
中村尊徳さんの遺体の第一発見者である奥さんの連絡を受け現場に駆け付けた親戚の証言が入りました。
しかしこの証言ですが、どこのメディアも報じているのではなく、限定的に報じられています。
他方のメディアでは、「県警は、犯人が手足を縛った上で、口と鼻をふさぐか、胸を強く押さえるなどして窒息させたとみている。」と報道しています。
情報が錯綜しています。
首に顕著な絞められた跡はなく殺害方法について調べています。
捜査関係者によりますと中村尊徳さんが見つかった時の服装が部屋着であることなどから家で殺害された可能性が高いとみて捜査を進めています。
目立った外傷はないということ、窒息死であるにも関わらず首に絞められた跡がないということは、薬品等が使われた可能性があります。
今後も続報を待ち、記事更新を行います。
中村尊徳さん「自ら手足を縛り自死することは可能なのか」
それでは、中村尊徳さんは自死だったのでしょうか。
わざわざ手足を自分で縛り、自死をするというのは考えにくいです。
まだ報道されている内容が少ないので憶測の域を超えませんが、早朝に妻が中村尊徳さんの遺体を発見したということは、夜中に大きな音などは、少なくとも妻の耳には届いていなかったのでしょう。
外部から中村尊徳さん宅に第三者が侵入したという情報もありません。
第三者が侵入した痕跡が発見できないのも、警察が今回の事件を「殺人事件」と断定しないでいる理由なのかもしれません。
中村尊徳さん「第三者の侵入痕跡がなければ犯人は妻の可能性」
目立った外傷がない、第三者による殺人の痕跡も見当たらない、こうなりますと、中村尊徳さんは自死したか、もしくは中村尊徳さんの妻が犯人であるという仮説しか成り立たなくなります。いわゆる消去法で判断するならばです。
もちろん情報が少ないので、「中村尊徳さんの妻が犯人」というのは、かなり乱暴な仮説でしかありませんが、今回の事件、あまりにも不審な点が多いのは確かです。
・中村尊徳さんは手足を紐で縛られていた
・中村尊徳さんに目立った外傷がない
・金品が奪われていない(現段階での情報)
・妻は夜に物音を聞いていない
・妻が第一発見者である
・第三者が侵入した痕跡が見当たらない(現段階での情報)
・警察は事件に巻き込まれた「可能性」を示唆している
以上のことから、もちろん、警察は現場検証や中村尊徳さんの司法解剖を行っていますが、同時に中村尊徳さんの妻への事情聴取も行っていると思われます。
今後の続報を待ち、記事を更新したいと思います。
中村尊徳さん不審死・事件概要
24日午前6時15分ごろ、熊本市南区城南町東阿高の農業、中村尊徳(たかのり)さん(74)方で、中村さんが手足を縛られて倒れているのを同居する妻(69)が発見しました。
親族の男性が110番し、中村さんは死亡が確認されました。
熊本県警は中村尊徳さんが殺害された可能性が高いとみて司法解剖して詳しい死因などを調べています。
県警熊本南署によると、中村尊徳さんは両方の手首と足首をひものようなもので縛られて寝室の床に倒れていました。目立った外傷や室内が荒らされた形跡はありませんでした。
国道沿いの平屋の自宅に妻と2人暮らしで、23日午後9時ごろ妻と話した後、別の部屋で寝ていたといいます。24日午前11時45分ごろには、中村さんの軽トラックが現場から約4キロ西の同県宇土市花園町の側道に止まっているのが見つかった。施錠されておらず鍵がついたままでした。
中村さんは1999~2010年に旧城南町議を3期務め、03~07年には副議長を務めた。16年4月の熊本地震で被災し、近くの仮設住宅で暮らした後、再建した自宅に戻っていました。
23日午後4時半ごろ中村さんから電話を受けた友人男性は「中村さんは釣りに行く計画を立て、悩んでいる様子などは全くなかった」と話しています。
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