久留米市女子中学生バラバラ遺体「県警はなぜ殺人隠蔽の偽装工作の可能性を視野に入れないのか」

事件

23日午前7時15分ごろ、福岡県久留米市のJR久大線久留米-久留米高校前間の踏切付近で、女性のバラバラ遺体が発見されました。福岡県警によると、遺体は女子中学生(14)と判明。

福岡県警は事故と女子中学生の自殺で現在調査中です。

しかしこの事案、事故や自殺に見せかけた第三者の存在を完全に否定することができるでしょうか。

女子中学生バラバラ遺体「事件視しない県警はおかしい」

ここで、女子中学生のバラバラ遺体が発見されるまでの経緯を確認してみます。

女子中学生は、遺体発見の前日の22日午後5時ごろ、「買い物に行く」と言って自宅を出た後戻りませんでした。

翌23日午前7時50分ごろ、女子中学生の母親が「行方不明になった」と110番しました。

母親が警察に通報したのとほぼ同時刻、列車の運転士が現場を通過する手前で線路内に人間の足があるのを見つけ、列車を止めました。

周辺には足以外の胴体がバラバラになっていました。

これを受け、福岡県警は電車による事故と女子中学生が自ら命を絶った両面で捜査をしているとのことです。

一方でJR九州は、女子中学生が買い物に行くと家を出た22日17時ころから、遺体発見現場を通過した列車を確認。しかし、人を撥ねた形跡はどの列車にも見当たらなかったと声明を出しています。

皆さん、この経緯を見て違和感を感じませんか。

この女子中学生のバラバラ遺体が発見された今回の事案ですが、これは女子中学生の自殺に見せかけた殺人事件である可能性があることが否めないからです。

ネットの声を参考にさせていただきましたが、私もこの方の考えに賛同します。

JR久大線は、久留米〜大分を走る電車ですが、1時間に1〜3本しかダイヤがありません。

となれば、運行している電車の数も限られてきます。それに対してJR九州は、「電車に人を撥ねた形跡は見つからなかった」と声明を出しているのです。

ちょっとグロい話になってしまいますが、もしこの女子中学生が自殺を図るために線路内に入り、電車に撥ねらた結果その遺体がバラバラになったのならば、次の点は確実に証拠として上がってくるはずです。

・電車の運転士からの「人を轢いてしまった」という報告
・衝突した際に出来た電車側の傷や凹みの発見

人の体がバラバラになってしまうほどの衝撃です。もし電車が女子中学生と衝突するなり轢くなりしてしまった場合、運転士が「気が付かない」はずがないのです。しかし運転士からそのような報告は上がっていません。

2点目の電車側の破損ですが、これは前述したとおり、JR九州が「人を撥ねた形跡はどの列車にも見当たらなかった」と声明を出しています。

この2点から鑑みるに、この遺体が電車によってバラバラにされたと考えるのは、あまりにも安易な気がしてなりません。

女子中学生バラバラ遺体「翌朝まで通報しないバカ親」

事故、自殺、事件のいずれなのか、現時点では分かりませんが、万が一事件だったとしたら、この女子中学生の家族の対応が、自分の子供の命を左右したと言ってもいいと思います。

22日の17時に「買い物に行く」と言って家を出た娘が、何時間経っても戻って来ないのです。

母親が警察に行方不明届けを出したのは、翌23日の7時過ぎです。

最近の中学生を持つ親は、夕方から翌朝まで自分の子が家に戻らなくても何とも思わないんでしょうか。

もちろん警察に連絡する前に、友達の家だとか、自分の子供が行く可能性のある場所に連絡をしていたかもしれません。しかし、警察に連絡したのが翌朝というのは、正直信じられません。親としての体をなしてないと言わざるを得ないでしょう。

通常であれば、その日のうちに警察に連絡する事案でしょう。

この母親の行動の遅さに言及したのは他でもありません、事件の可能性が否めないからに他なりません。

女子中学生バラバラ遺体「殺人隠蔽の偽装工作の可能性」

前述した、「運転士から人を撥ねた報告がない」、「いずれの電車にも人を撥ねた形跡がない」ことから、この女子中学生は第三者によってその命を奪われた可能性があります。

実際、過去に殺人を犯しながらそれを偽装するために、遺体をバラバラにし、線路脇に遺体を放置した事件があります。

2018年5月7日、新潟市でその事件は起こりました。

新潟県新潟市の大桃珠生(たまき)ちゃん(享年7、小学2年生)がJR越後線の上り列車の線路に遺棄された事件です。

捜査関係者の中には、「(電車に轢かれた)事故だろう」と推察していた者がいる一方で、違和感をもつ捜査関係者もいたとのことです。事件当時の捜査関係者の声です。

現場の様子に違和感を持つ捜査員もいました。
田舎の単線とはいえ、大きな声ではいえませんが、年に数件は飛び込み自殺が起きます。
その度に現場検証を行いますが、今回はいつもと違い、“出血が少なかった”んです。
幼い子供だったからとも考えられましたが、何か不自然だぞと。
そこで、急いで遺体を司法解剖に回したんです。引用元:NEWSポストセブン

司法解剖で、遺体の首まわりの傷をひとつひとつ丁寧に調べられました。すると、僅かに首を絞めた痕跡が見つかったのです。

改めて遺体の顔をよく調べると、うっすらと赤みがかかってうっ血していました。これは首を絞められて窒息死したしるしに他ならないとのこと。

さらに検分を進めると、遺体の口元に押さえつけられたような跡を発見されます。

これらの司法解剖の結果を受け、警察は「大桃珠生ちゃんは何者かに殺害された」と断定、犯人逮捕へ捜査の舵を変更します。

結果、死体遺棄と死体損壊の疑いで現場近くに住む会社員、小林遼(はるか)容疑者(当時23才)が逮捕されました。

小林遼(はるか)容疑者は、第一審では無期懲役を言い渡されましたが、その後控訴。2021年9月30日の控訴審では、自身の犯行を否認しています。

この新潟市での事件でも、当初捜査関係者が「電車による事故」と見なした背景にはそれなりの物的証拠があったかとは思いますが、やはりおかしいと感じた捜査関係者、そして司法解剖に携わった方々の力で「殺人事件」と断定することができ、犯人逮捕にも繋がりました。

今回久留米市での女子中学生のバラバラ遺体の発見を、この新潟市の事件と同様で、偽装工作に違いない、と断定はしません。

しかしながら何度も記述しますが、「運転士から人を轢いた連絡が上がっていない」、「電車側に人を轢いた形跡が見当たらない」、この2点から、今回の事案を、電車による事故、あるいは女子中学生が自ら命をたってしまったと断定するのは、とても安易で危険なことだと言いたいのです。

現在の報道では、福岡県警は「事故の可能性が高い」と見ているようですが、事実はどのような形で公開されることになるのでしょうか。



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