いや〜、素晴らしかったですね。
本日、日本テレビで放映されたベストアーティスト2020で、Mr.Childrenが
実に5年ぶりとなるTV出演で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
ユーミンが予言していたMr.Childrenの台頭
Mr.Childrenは、ちょうど自分が大学に入学した1993年にいきなりチャートのトップに
出てきたアーティストという印象が強いですね。ユーミンこと松任谷由実さんが、彼らの曲を聴いて、今年は必ず彼らが出てくる!と予言してそのとおりになったのは有名な話ですね。やはり天才は天才の匂いを感じ取ることが出来るんでしょうね。
もちろん彼らにも下積み時代はあったんでしょうけど、デビューが1992年、翌93年にはもうチャート1位の曲を世に送り出してるんですからね、凄いですよね。おまけにメンバーが非常に近しい。つまり高校の同級生とか、その同級生の中学時代の友達だとか。
そのメンバー全員がプロ志向だったってのもまた凄いと思うんですよ。メンバーの関係を見ると偶然にも程がある、と言いたくなりますが、これは偶然ではなく必然な巡り合わせだったんでしょうね。
30年近くトップを走り続けるMr.Children
Mr.Childrenに限らず、多くの人から支持されているアーティストの魅力ってのは、言葉で表現出来るものではないですよね。魅力を語るんだったらまず曲を聴けよ!っていう感じ。
彼らの曲、特にシングルカットされるものはとても耳に響きが良い、キャッチーなメロディが秀逸ですよね。もちろんアルバム単位で聴いても、なんかこういい意味でひねくれているというか…、リスナーをいい意味で裏切ってくれるメロディセンスには舌を巻くしかありません。
全くもって余計なことなんですが、彼らのアルバムで私が一番好きなのは『深海』です。1996年の作品ですからかなり前ですね。このアルバムは、確か8トラックか16トラックで録音された作品です。シンプルなんですけど、Mr.Childrenはきっとこういうのが好きなんだろうなあと思いながらよく聴いてました。
Mr.Childrenの凄さは、その詩の世界観にもあると思います。シングル曲はともかくとして、アルバムの曲を聴いてみたりすると、これって先に詩を作ってから曲を描いてるんじゃないのかな?と思う時があります。ネットで調べるとMr.Childrenはやはり曲先のアーティストとして挙げられてるんですけど、まあそれはメンバー達のみが知るところですね。
そんな彼らも、もうすぐデビュー30周年ですよ。私も50に近くなるわけだ…
NO MUSIC、NO LIFE
私は音楽がとても好きです。音楽なしの生活なんて考えられません。コロナ禍の今、自宅で大声で歌いたい気分ですよ。
今まで、そしてこれからも自分は生きている限り好きなアーティストはもちろんのこと、新しいアーティストやとにかく色々な音楽に触れてみたいですね。今は場所を選ばずいつでも好きな曲を聴くことが出来ますからね。
ロックが一番好きなんですけど、ドヴォルザークの新世界なんてのも聴いてると落ち着きますよね。ジャンルなんて関係ないんですよ。自分が良いと思ったらその曲は良いんです!
音楽を聴き続ける理由は、音楽が聴いてないとダメな人間であること、それともうひとつの理由は感動したいからなんです。
感動と言っても色々ありますよね。ハッピーになりたいとか、今日はとことん泣きたいんだ、ってのも感動だと思うんです。
自然と涙が溢れ出した〜タガタメ
Mr.Childrenの登場前から、私はず〜っと音楽を聴き続けてきました。邦楽、洋楽問わず。でも曲を聴いて自然と涙が溢れ出てきたという体験なんてあまりないでしょう?Mr.Childrenはそういった経験を私に初めてもたらしてくれたアーティストなんです。
あれはいつだったのかなあ?ある日今は亡き筑紫哲也さんのNEWS23を見ていたんです。スタジオに画面が戻った時、なぜか筑紫哲也さんの隣に桜井和寿さんが座ってたんですよ。あれ、見間違いかな?と最初は思ったんですけど、筑紫さんもしっかりニュースの感想を桜井さんに振ってましたし、これは今日何かあるのかな?とすぐさま録画を開始したのを覚えています。
案の定、番組の最後にMr.Childrenとオーケストラの競演による曲が演奏され始めました。タガタメです。
最初は聴きながら、タガタメってなんだろう?なんて思ってたんですけど、そんな思いは曲が進むにつれてどこかに吹っ飛んでいきました。オーケストラの演奏があったというのも理由のひとつなんでしょうけど、曲のスケールがあまりにもでかい!
そしてMr.Children4人のアーティストパワーが最大限に引き出された演奏。それを聴いてて、その時は全く知らない曲だったんですけど、大粒の涙を流しながら見て聴いてました。
こんな体験初めてでした。筑紫哲也さんもとても強い曲だ、と感動されていました。未だに思うんですけど、あの時のメイキング作品をこの世に出してもらいたいくらいです。確かにあんな凄い演奏を何回も演るってのは誰にとっても難しい。だからせめてメイキング作品として、私よりも若い世代の方にも体験してもらいたんですよね。
もうすぐ30周年を迎えるMr.Children。その先に見据えるのはどんな音楽なんでしょうか?
私たちに醒めない夢を届け続けてもらいたいものです。
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