午後5時すぎ、練馬区大泉学園町で「若い女性がお腹に包丁が刺さったまま倒れている」と通報がありました。警視庁によりますと路上で20代くらいの女性が腹に包丁が刺さった状態で倒れていたということで、病院に運ばれましたが死亡が確認されました。
女性の所持品からは、刃物を購入したレシートが発見されました。このことから、この女性は自殺を図った可能性が出てきました。
しかし、今回の状況を鑑みますと、自殺と断定するのは早合点だと思います。他殺の可能性も含め考察してみました。
死亡女性の所持品から刃物を購入したレシートが発見される
第一報が入ってきた時の報道では、警察は「他殺と自殺の両方で捜査をする」とありました。その時に、なぜ「自殺説」が浮上したのかがさっぱり検討が付きませんでした。
しかしその後の報道で、死亡女性の所持品から、刃物を購入したとされるレシートが含まれていたことが判明しました。このことで警察が自殺の線で捜査していることが腑に落ちました。
病院に搬送された女性ですが、残念ながら先程、死亡が確認されました。
本当に自殺なのか「あまりにも不可解な状況証拠」
女性がお腹に包丁が刺さった状態で発見されたのは、大泉学園駅から北に700mほど行った住宅街です。上のストリートビューがちょうどその辺りなんですが(正確な場所ではありません)、時間は午後五時。帰宅する学生や会社員もいたに違いないであろう状況下において、わざわざ外で自殺を図るというとんでもない行動に出ることが出来るのでしょうか。
自殺と仮定すれば、今回の女性は衝動的に刃物を購入し、そして自らの腹部に包丁を突き刺したのでしょう。「死にたい」と思っている人は電車に飛び込むなど、普通の人では考えられない行動を取ります。
ですから、今回の彼女の一連の行動も、それに当てはめれば納得出来ないわけではありませんが、それでも腑に落ちないところはあります。
上述したように、通行人がいます。通行人に通報され病院に搬送され、今回は残念ながら亡くなってしまいましたが、その命が救われた可能性だって十分にあったはずです。
そういった面で、今回彼女の取った自殺行為(家庭の話です)は「救われる可能性」があったわけです。本当に死にたい人が、衝動に駆られたとは言え、このような自殺の仕方をするでしょうか。非常に疑問が残ります。
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目撃者がいないからこそ他殺の可能性もあるのではないか
今回不幸なことに、死亡女性がどのような経緯でお腹に包丁が刺さったのか、その目撃者がいません。ですから警察は他殺・自殺の両方で捜査をしていたわけです。
しかし前段で記述したように、今回の女性の行動には疑問が残ります。
警察は、死亡女性の所持品に刃物を購入したレシートがあったことで、「自殺」と断定してしまったのでしょうか。
そのレシートがどのような形で所持品として収められていたのか、レシートがあるのであれば、当然購入先のお店が判明しているわけで、そのお店の防犯カメラにこの女性が写っているのであれば、ほぼ自殺と断定されるでしょうけれども、それがなければ他殺の可能性が浮上してくると思います。
鍵を握っているのは、刃物を購入したお店の防犯カメラに写っているのが、この女性なのか、それともそれ以外の人物なのか、そこに集約されていると思います。
もし後者なのであれば、犯人は女性が刃物を購入したと見せかけて逃亡しているわけです。許されない犯行です。
いずれにせよ警察には、影で待ち伏せして違反切符切って小銭を稼ぐことに注力しないで、早急にこの事実確認を急いでいただきたいものです。
大泉学園事件概要
19日午後5時15分ごろ、東京都練馬区大泉学園町2丁目の路上で「包丁がおなかに刺さった状態で倒れている女性がいる」と通行人の男性から110番がありました。
警視庁石神井署によると、女性は同区の20代女性とみられ、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警視庁石神井署は、状況から自殺の可能性もあるとみて調べています。
女性の着衣に乱れはなく、争った形跡はありませんでした。
近くには包丁の空き箱が落ちており、女性の所持品の中には同区内の刃物店で包丁を購入したレシートがありました。
現場は西武池袋線大泉学園駅から北に約700メートルの住宅街。
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