3月22日、体温計などのヘルスケア商品分野において世界的企業であるオムロン社で、電撃人事が発表されました。
次期社長候補筆頭とされた宮永裕(みやながゆたか)執行役員副社長(58)が退任となりました。電撃人事と評されるその理由には、同氏のパワハラや不倫問題があったようです。そのことから、同氏は「自己愛性人格障害」だった可能性があります。
今回の記事では、宮永裕副社長退任劇の裏側と自己愛性人格障害について、また同氏の年収等を調査しました。
調査結果をご覧ください。
宮永裕副社長に退職金満額支給と変わらぬ隠蔽体質(追記)
新情報です。
自らのスキャンダルやパワハラで自主退社した宮永裕元オムロン副社長に、退職金が満額支払われることが判明しました。
そもそもオムロン側は、宮永裕副社長のスキャンダルやパワハラは認めていませんでした。彼の退社は、あくまで「本人の申し出による退任」と頑として譲らなかったのです。オムロン社の隠蔽体質が浮き彫りになったのです。
山田義仁社長は今年4月1日、2021年度全社方針の発表時に宮永裕副社長の退任について触れています。
本件(宮永裕副社長のスキャンダルやパワハラ)については、社内から申し立てがあり、それ以降、事実関係を明らかにするため、慎重に調査を進めてきました。
その結果、前カンパニー長による不適切な言動などを確認しました。
私は社長として、辛い思いをされた社員の皆さんに対して心からお詫びします。
オムロンでは、企業理念に反する行為は絶対に認められません。特に、私たちが大切にする価値観である「人間性の尊重」は譲りません。
しかしこの後、社内では、社長の声明に対して外部に漏らさぬようとのお触れが出ました。
「この件については戦略的静観を貫くというのが会社の方針だから、社外の人間、特にマスコミに話したら懲戒処分の対象になる。」
スキャンダルで身を引いた宮永裕副社長に対し、退職金を満額支給するのも理解に苦しむが、社長自ら社員に対して事実を認め謝罪したにも関わらず、声明後は「外部に漏らすな」です。
戦略的静観とは聞いて呆れてしまいますね。
オムロン社は確かに優秀な会社であることには間違いはありません。商品や給与面でも超一流でしょう。
しかし企業体質、コンプライアンスの面から見れば、その評価は失墜してしまいます。
後段で既に記述しましたが、山田義仁社長は実務面においては宮永裕副社長に頭が上がらない立場だったようで、今回の「退職金満額支給」も、山田義仁社長による独断なのでしょう。
4月20日には、経営幹部に対して「内部告発」があったようです。宮永裕副社長のスキャンダルやパワハラを黙認していた経営陣を同罪と糾弾した内容だったようです。
しかし、さすが戦略的静観を行うオムロン社、この内部告発も握りつぶされてしまいます。
実は現経営幹部に、アメリカの子会社の社長を勤めていた幹部がいるらしく、その幹部は社長当時、飲酒運転で逮捕され、ビザも取り消され、国外退去処分を受けて日本に帰国しています。
普通の企業であるならば、これだけのことをやらかせば、懲戒解雇になるのも当然だと思いますが、さすがオムロン社です。ほとぼりがさめた今年の人事で、本社幹部に返り咲きです。
現在のオムロン社の人事は、山田義仁社長に気に入られるか嫌われるかで左右されるようです。
宮永裕副社長に頭が上がらなかった山田義仁社長に、そんな力があるのも不思議ですが、次期社長筆頭だった宮永裕副社長がこのような形で失脚した以上、山田義仁社長体制は今後も続き、オムロン社の隠蔽体質が変わることはないのでしょう。
宮永裕副社長退任の電撃人事
宮永裕副社長は、次期社長候補の筆頭に挙げられていたほどの人物です。オムロンという大企業において、58歳という若さで副社長を務めていたその経営手腕は確かなものと言えるでしょう。
それほどの評価を社内外で得ていた宮永裕副社長が、社長に昇格するのではなく「退任」という人事は、誰の目から見ても不自然です。オムロン社内で、いったい何が起きていたのでしょうか。
オムロン㈱で3月22日に人事異動が発表されましたが、上記の通り、宮永裕副社長の退任も発表されていますね。
関連企業の社長も務めていた宮永裕副社長が、58歳で退任というのは全く腑に落ちません。
オムロン㈱の山田義仁社長は、宮永裕副社長の退任は、本人からの申し入れと公表しているようですが、関係者は、それは事実とは異なると語っています。
宮永裕副社長・パワハラ問題
オムロンの副社長を務めるかたわら、同社の主力であるIAB(インダストリアルオートメーション)部門の社長を務めていた宮永裕副社長ですが、そこで同氏によるパワーハラスメントが横行していたようです。
関係者の証言です。
宮永裕副社長のパワハラにより体調を崩し、心療内科に通院する社員も出る中、部下に対して障害者差別につながる暴言を含んだメールを送ることもあったといいます。常軌を逸したパワハラに思えます。
「ここから飛び降りろや」という発言には、その昔、ブラック企業としてその名を馳せたワタミの渡邉美樹氏と全く同じ発言ですね。
文字だけを見ればそれほどでもありませんが、実際に会社のトップからこのように罵声を浴びせられた社員、恐らくは管理職のポジションにいる方々と思われますが、生きた心地がしなかったのではないでしょうか。
それだけ社長の言葉というのは、社員にとって絶対的なものなのです。
親会社の副社長も兼務し、次期社長の筆頭とまで言われていた宮永裕副社長。経営手腕は高く評価されていたのでしょうが、人間としては烙印を押されるレベルであったことが伺えます。
ま、これも日本企業の悪い体質です。職位が上がれば、自分より職位が下の社員は、人間としても”下”とみなすのでしょう。それはおおいなる錯覚です。自分の部下達の能力を上げる、発揮させる、そして成長させる、それがトップの役目です。
宮永裕副社長は残念ながら、とんでもない勘違い野郎だったようですね。
宮永裕副社長・女性部下と不倫三昧(追記)
宮永裕副社長は、悪質なパワハラ癖の持ち主だったわけですが、女癖も悪かったようです。オムロン社の課長クラスの既婚女性(40代前半)と不倫関係にありました。
出典:デイリー新潮
宮永裕副社長も既婚ですから、これはW不倫というやつですね。
オムロンOBの証言があります。
W不倫は言うまでもなく、コロナ渦において毎週外食をしていたのは、企業のトップとしてあるまじき行為です。この相手女性もオムロン社の課長クラスです。優秀な方に違いありません。この女性からの証言があります。
この女性課長は、この春の人事でインダストリアルオートメーション部門のマーケティングセンター長という執行役員の一歩手前のポストに抜擢される予定で、内示も受けていたようです。もちろん、愛人でる宮永裕氏による人事操作によるものです。
課長からセンター長までの昇格というのは、オムロン社内においては「4階級特進」という通常ではありえない大出世です。
現センター長は創業家一族の息子が務めていますが、宮永裕氏はその創業家を関連子会社に飛ばし、自分の愛人をそのポストに就かせようとしたのです。
このような傍若無人な宮永裕氏の行動に、社長である山田義仁氏はどう対処していたのでしょうか。関係者の証言です。
「山田義仁社長は宮永裕氏の一連の行動を黙認していました。経営手腕という点においては、宮永裕副社長は山田義仁社長より数段上回っていました。経営計画などは全て宮永裕副社長が作っていたのです。」
しかし、このような宮永裕副氏の横暴ぶりに対する社内の声を無視できなくなり、山田義仁社長が引導を渡した結果が今回の退任劇となるわけです。
山田義仁社長も、まさか宮永裕副社長の退任劇の真相が文春砲で暴かれることになろうとは、夢にも思っていなかったでしょう。しかし世の中甘くはありません。ここまで真実が露呈してしまった以上、山田義仁社長の身に飛び火するのは時間の問題でしょう。
この女性課長は、今回の不倫報道でセンター長への4階級特進は白紙となり、自らのキャリアを手放すことになりました。それだけではなく、自分の家庭でも修羅場が待っていることでしょう。旦那さん、しっかり慰謝料貰ってくださいね。年収1.5億の宮永裕副社長の愛人やってたんですから、慰謝料もきっと宮永裕副社長が肩代わりしてくれますよ。
今回の人事で、宮永裕副社長は退任、女性課長に左遷人事が下ることは間違いないですね。おめでとうございます!少なくとも女性課長を課長職のままにしておいたら、社内外からのオムロン社への信頼は失墜します。
宮永裕副社長は自己愛性人格障害か
このようにパワハラや、部下の女性と不倫をする宮永裕副社長は、「自己愛性人格障害」の可能性があります。
自己愛性人格障害というのは、とにかく自分のことが好きで、自分が凄い、偉いということを誇示するためには手段を選びません。他人を攻撃したり貶めたりすることも躊躇なく行います。それが今回のパワハラに繋がっているのではないでしょうか。
過剰なまでに自分に自信があるので、周囲からすれば一見頼りがいのある上司に見えたりもするでしょう。周りが恐れて何も出来ない状況下においても、自分でその状況を打破する力を持っているので、上司からは「有能な人材」として評価される傾向にあります。
こういったことから、宮永裕氏がもともと「自己愛性人格障害」を持っていたのではないかと思うのです。
宮永裕副社長の年収
大企業のオムロン社です。社長、役員の報酬は相当な額であることは容易に想像できます。
2021年の調査によりますと、オムロン社の平均年収は、なんと822万円!日本企業のなかで333位(これでも333位なの?)、同業界では23位という超が付く優良企業です。
オムロン社がどんな企業なのか調べてみました。
オムロン社は従業員数4,741人、社員の平均年齢は44.2歳の電気機器メーカーです。特にオムロン製の血圧計や電動歯ブラシは我々庶民にとっても身近な商品で、見かけたことのある人も多いのではないでしょうか。
オムロン社はカンパニー制の組織形態をとっています。傾向としては、同じカンパニーに居続ける人が多いようです。定時退社日の設置や有給消化のしやすさ、社内の穏やかな雰囲気などにより、働きやすい企業となっています。そのためか、平均勤続年数は16.9年という長さです。
いや、やはりオムロン社自体は、前述したとおり、我々の生活に必要なものを提供しているのは当たり前ですが、社員にとっても働きやすい環境整備を行っているようですね。今回の報道で、一部のカンパニーで真逆の事態に陥っていたことが判明しましたが、それを差し引いても素晴らしい企業であることは間違いありません。
話を戻します。職種や職位別の平均年収はどのようになっているのでしょうか。
【職種別】
・一般職:約500万円〜830万円
・技術職:約500万円〜820万円
・総合職:約600万円〜1170万円
【職位別】
・主任:約750万円〜890万円
・係長:約840万円〜930万円
・課長:約1000万円〜1300万円
・部長:約1300万円〜1520万円
ちなみにボーナスの平均支給額は約90万円〜310万円となっています。
凄いのひとことに尽きますね。
それでは、宮永裕副社長ら経営陣の役員報酬はどれくらいなのでしょうか。
会長:約1億5400万円
社長:約2億2400万円
専務:約1億3300万円
取締役の平均年収は約1億4000万円で、宮永裕氏は副社長であったわけですから、少なく見積もっても1億5000万円以上の報酬があったと想定されます。
職位と報酬は比例するものです。宮永裕副社長も、副社長という肩書と1.5億という年収があれば、望んで出来ないことなどほとんどなかったのではないでしょうか。
実力は十分にあったはずである宮永裕氏。58歳という若さで大企業の副社長までに出世したまでは良かったのかもしれませんが、それまでもパワハラなどの勘違い言動はあったのかもしれませんね。急に人が変わるわけではありませんので。処世術にも長けていたのでしょう。
悔しいことですが、宮永裕氏も、今回の問題が沈静化すれば、オムロン社に戻ることは出来ないかもしれませんが、その実力を買われ、大企業の役員クラスに迎えられるのは間違いないでしょう。さすが日本の上級国民です、何をやっても許されるんですね。
コメント
憶測でこんなに誹謗中傷をしていると、後で痛い目見ますよ
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