梅澤浩容疑者は南武運送株式会社「コンビニで酒を大量購入・いつでも飲める飲酒運転常習犯」千葉県八街市事故

事件

千葉県八街市で、下校中の小学生の列にトラックが突っ込み5人が死傷した事故で、南武運送株式会社に勤務する梅澤洋(うめざわひろし)容疑者(60)が逮捕されました。

就業時間内に飲酒するというとんでもない行動の果てに、幼い二人の命を奪った梅澤ひろし容疑者の罪の重さはあまりにも重いです。

就業時間内に酒を飲む飲酒運転常習犯だった梅澤洋容疑者、彼の取った行動は、勤務する南武運送株式会社だけではなく、日本全国の同業者に対する裏切り行為と言えるでしょう。

梅澤洋容疑者「行きつけ店で就業中に酒を呷る飲酒運転常習犯」

梅澤洋容疑者は、今回驚くことに、昼食時にお酒を飲んでいたと供述しました。

業種によってチェックの仕方は様々ですが、こんな行動を取られていたら、南武運送株式会社もたまったものではありません。

南武運送株式会社では、毎朝のアルコールチェックは行っていなかったということですが、例えきちんとチェックを行っていたとしても、こんなことをされてしまっては。会社は防ぎようがありません。

自社トラックに、呼気を吹き込んでアルコール反応が出ないとエンジンが掛けられない装置を取り付けている企業はありますが、それは資本力のある大手企業に限定されているのが現実でしょう。

しかし、多くの運送業、関連企業の規模は中小企業(下請け企業)が大半を締め、前述のようなインフラ整備が整っていないのが現状です。

毎朝のアルコールチェックも、

・他社の製品、商品を運ぶ業者
・自社の製品、商品を運ぶ業者

でチェックの義務付けが変わります。

前者は毎朝のアルコールチェックが義務付けられているのに対し、後者は義務付けられていません。素人から見ますと、これもまた変なルールだと思うのですが…

南武運送株式会社は後者でしたので、毎日のアルコールチェックは必要ありませんでした。

しかし、ある意味運送業やタクシー業界等車を使用して主たる業務を行う企業では、「飲酒運転は絶対にしない」というのは、前提にならないくらいの前提であり、暗黙のルールです。いわゆる紳士協定ってやつでしょうか。

今回の梅沢洋容疑者の飲酒運転と、それによって引き起こされた事故は、業界全体を巻き込む大事なのです。

今後、法整備がなされるのか、企業独自のチェックが義務付けられるのはまだ分かりませんが、梅澤洋容疑者は、今までのチェックでは確認し切れない「抜け道」を提示したのです。

梅澤洋容疑者「焼酎をコンビニで購入し車内で飲む」(追記)

事故から一週間が過ぎようとしています。

続報がなかなか入らず、取り調べが遅々として進んでいないかと思っていた矢先、梅沢洋容疑者の新たな供述情報が入りました。

「事件前にコンビニで焼酎を買い、車内で飲んだ」

やはり酒類の購入先はコンビニでした。

後段でも記述しましたが、大型トラックを駐車できるコンビニは、数に限りはあれど存在します。そして、コンビニでは、飲食店のようなアルコールチェックは行いません。画面タッチするだけです。

梅沢洋容疑者の飲酒運転の常習性に関しては、未だ情報がありませんが、コンビニで酒類を購入し、車内で飲んだという供述は、「自分は飲酒運転の常習犯だ」と言っているようなものです。

客の出入りが激しく、アルコールチェックも行われないコンビニで酒類を購入していたのは、そういった抜け穴を今までも存分に利用していたのでしょう。

同時に、南武運送株式会社の管理体制があまりにも杜撰過ぎることも証明したようなものです。

トラック内からは焼酎の空き缶が発見されています。

仮に梅沢洋容疑者が今回の事故を起こしていなければ、トラック内に焼酎の空き缶がある状態で帰社していたということです。

梅沢洋容疑者が、そんなことを堂々と行っていたのは、会社(南武運送)による車内チェックがないと踏んで行っているわけです。

南武運送には、定期的にアルコールチェック、車内チェックを行う管理体制がなかったからこそ、このようなことが出来るわけです。

このような有り様は、同業他社に対し多大な風評被害をもたらすばかりではなく、酒類の提供そのものの在り方を世の中に問う、そんな事故、いや、これはもう事故ではなく、事件というレベルの事象だと思います。

今回の事件がきっかけとなり、酒類の提供の仕方云々ではなく、「飲酒したら動かない車」を作らなければならないでしょう。

これも後段に記述しましたが、一部の大手企業では、運転の前に車載してあるアルコールチェック装置に呼気を吹き込み、そこでアルコールが検知されなければエンジンが掛かる、検知されればエンジンが掛からない、このようなことが実用化されています。

中小企業や零細企業にとっては、大きな支出を伴うインフラ整備です。しかし、こういう時こそ税金を投入し、補助金制度等を整備し、いち早く「飲酒運転が出来ない環境」を作り上げるべきだと考えます。

梅澤洋容疑者「飲酒運転常習犯に酒を提供した店はどこか」

今警察は、梅澤洋容疑者を取り調べるにあたり、余罪、つまり、飲酒運転をどのような頻度で行っていたのか、ここを問いただしていると思われます。

なぜならば、車を運転する客に酒類を提供する飲食店は、罰則の対象となるからです。

運送トラックが走るのは高速道路が真っ先に思い浮かびますが、全国のサービスエリア、パーキングエリアでは、種類の販売はありません。


※写真のサービスエリアと今回の事故は関係ありません。

ですので、梅澤洋容疑者が高速道路のサービスエリア、パーキングエリアで、昼食と同時に飲酒した可能性は殆どないと思われます。

そうなりますと考えられるのは、ドライブインやコンビニです。

まずドライブインですが、これも梅澤洋容疑者に酒類を提供していた可能性は低いと思われます。なぜならば、ドライブインは運送業の方々が数多く利用する施設だからです。


※写真のドライブインと今回の事故は関係ありません。

ドライブインでは酒類は提供されないわけではありません。しかし、ドライブイン従業員の方も、客が車を運転しているかしていないかのチェックは日常的に行われていると思われます。

普段我々も、ドライブインとはいかなくても、全国チェーンの飲食店で酒類をオーダーすると、「お車の運転はありませんか?」と必ず聞かれます。

前述したように、飲食店もドライバーと分かったうえで酒類を提供すると罰せられるのです。ですから、酒類の提供にはドライブインもチェーン店もかなり慎重だと思われます。

これまで、「飲酒運転ほう助」で罪に問われたケースをいくつか調査してみました。

①2008年2月、運送業の男性(32)が埼玉県熊谷市の居酒屋で5時間飲酒。2軒目に移   動するために飲酒運転した際に、対向車線にはみ出して車2台と衝突。2人が死亡し、4人に重軽傷を負わせました。

この時、居酒屋店主に懲役2年(執行猶予5年)の有罪判決が下されました。

②2011年11月、19歳の男性が同級生らと長野市の居酒屋で4時間程度飲酒。その後一緒に飲んでいた同級生を送るために19歳の男性は飲酒運転。その際に女性二人をはねてしまいましたが、飲酒運転がバレるとパニックとなり、女性一人を車の下部に巻き込みながら逃走。結果、引きずられた女性は死亡、もうひとりの女性も重症を負いました。

この時、居酒屋店主に懲役1年10ヶ月、執行猶予4年の判決が下されました。

いずれも夜の居酒屋で、車を運転しなければならない立場の人間が、それを顧みることもなく長時間飲酒したケースです。ですので、今回の梅澤洋容疑者のケースとは一致しません。

梅沢洋の勤務先「飲酒運転OKの南武株式会社・容疑者は直線道路で居眠り運転」千葉県八街市事故

梅澤洋容疑者「コンビニで大量の酒を買い込み車内で飲酒か」(追記)

追記です。

梅沢洋容疑者にも文春砲が炸裂しました。

梅沢洋容疑者がトラックの整備を依頼していた会社の従業員のコメントです。

よく日曜日にトラックの整備をウチに頼んでくれてました。

車内も清掃するのですが、その時、目についたのは、コンビニ袋いっぱいの缶ビールとワンカップ(日本酒)。スーパーで買った箱買いの缶ビールを車内によく置いてました。

さすがに車で飲むとは思いませんでしたが、週1で大量に買い込んでいたようでした。

この証言が虚偽でなければ、梅沢洋容疑者はコンビニで種類を買い込み、車内で「いつでも酒が飲める」環境にしたいたと思われます。

梅沢洋容疑者が勤務する南武運送株式会社は、親会社の社長の声明からも分かるように、安全配慮に対してはかなり杜撰だったと言わざるを得ません。

通常であれば、車両の定期点検は言うまでもなく、車両の内部環境(運転席)のチェックも行わなければなりません。

整備会社の従業員が指摘しているように、梅沢洋容疑者のトラックの中に、大量のアルコール、そして空き缶などがあったら、普通の会社であれば即解雇ですし、警察にも通報されるレベルです。もちろん、それを放任していた会社も罰せられるとは思いますが。

梅沢洋容疑者がコンビニで酒類を購入していたのは、これはもう飲酒運転をするためといっても過言ではありません。コンビニで酒類を購入する際の盲点を狙った、確信犯的な行動だと思われます。

以上、追記でした。

残る可能性はコンビニです。

梅澤洋容疑者が運転しているようなトラックを停めることが出来るコンビニは限られるとは思いますが存在します。

コンビニが酒類を提供する際、レジには20歳以上なのか聞かれて自分で画面タッチしますが、それ以上の対応はどうしているのでしょうか。

これも会社と社員との関係と同じで、コンビニも次から次へと客が来る中で、飲食店のようなチェックが出来るのかどうか疑問です。

画面タッチと同じで、コンビニと客との間にも暗黙のルール、紳士協定があってこその酒類提供だと思います。

もしも、梅澤洋容疑者が飲酒運転の常習犯で、就業時間内にお酒を飲むお店が決まっていたのであれば、そのお店も悪質だと思います。

しかし、特にコンビニのように、客の入れ替わりが激しいお店を上手いこと利用し、お酒を大量に買い込み、ひと目の付かない場所にトラックを停車させて飲酒していたとしたら、これはもうお手上げです。

いくつかのコンビニを使い分けていたとするならば、本当に梅澤洋容疑者は悪質極まりないドライバーでしょう。

今回の事故は、幼い2人の命が奪われただけではなく、酒類の提供の原則自体をも覆すような、大きな影響を与えるものだったのだと思います。

梅沢洋の勤務先「飲酒運転OKの南武株式会社・容疑者は直線道路で居眠り運転」千葉県八街市事故



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